月別アーカイブ: 4月 2018

黄華鬘(キケマン) ケシ科

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黄華鬘(キケマン)は、宇奈月の日当たりの良い平地に自生するケシ科の越年草。

花は、横に長い筒形で先が唇状に少し開く。

華鬘とは仏殿に垂れ下がった金色の飾りのことで、鮮やかな黄金色の花を華鬘に見立てたのが名の由来。

宇奈月スノーパークで、雪を纏った山を背景に群生が見られる。

カタクリやサワハコベの群生もあり、鶯の声を聞きながら山野草を愛でることができる。

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黄花錨草(キバナイカリソウ) メギ科

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黄花錨草は、宇奈月の山地の林床や林縁に自生するメギ科の多年草。

葉は2回3出複葉で形は卵形。

縁には多くの刺毛がある。

花が錨の形に似ていて、色が薄い黄色なところからこの名前が付いた。

日本海側に多く分布する。

花をつけているときの葉は柔らかな萌葱色で、春の光を優しく通す。

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三葉躑躅(ミツバツツジ) ツツジ科

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三葉躑躅(ミツバツツジ)は、黒部峡谷の岩場や痩せた尾根に自生するツツジ科の落葉低木。

4月から5月にかけて峡谷や山の岩場を彩る。

枝は車状に出て、枝先の混芽から2、3個の紅赤色の花を付け葉より早く開く。

花が終ると枝先に3枚の葉が輪生するところからこの名が付いた。

早朝ウォークでよく見かける花の一つでもある。

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片栗(カタクリ) ユリ科

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片栗(カタクリ)は、宇奈月の落葉樹林内で群生するユリ科の多年草。

雪が解けた落葉樹林内で冷たい風に揺れながらひっそりと咲いている。

万葉集では堅香子(カタカゴ)の花として詠われ、かつては鱗茎から片栗粉を取り出したところから名前の由来となる。

『物部の 八十少女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花』と大伴家持が万葉集で詠んでいる。

大伴家持は国司として5年間越中に赴任している。

越中の国衙が置かれていた場所は、現在の高岡市伏木古国府、浄土真宗本願寺派の古刹「雲龍山勝興寺」のあたりである。

その古刹の北側に伏木神社があり、神社の西側に「万葉寺井の址」が残されている。

待ちわびた北国の春に思いを寄せる家持の目には、清水を汲みに井戸に集まる乙女たちの笑い声と、その乙女たちを象徴するように咲いている堅香子(かたくり)が重なって見えたのかもしれません。

落葉樹の葉が広がり、樹林内の太陽の光が弱まると片栗の姿が消えてしまう。

この種の草花を欧州では、スプリング・エフェメラルと言ってまさに春の妖精達である。

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丸葉満作(マルバマンサク)

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丸葉満作(マルバマンサク)は、宇奈月の山地に生えるマンサク科の落葉低木。

残雪多い山の斜面でひっそりと細い花を咲かせる。

花は4枚(4数性)で黄色。

葉の先が円頭なのでマルバマンサクと呼ばれる。

日本海側に多く分布する。

和名は、春まず咲くことに由来する

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檀香梅(ダンコウバイ) クスノキ科

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檀香梅(ダンコウバイ)は宇奈月の山地に生えるクスノキ科の落葉低木。

花は葉より早く開く。

花は散形花序で各花序に数個の黄色い花を付け、クスノキ科独特の芳香がある。

枝や葉にも芳香があり、黒文字(クロモジ)とよく似た芳香である。

宇奈月では、満作(マンサク)などと共に春を告げる季節の花である。

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岩団扇(イワウチワ) イワウメ科

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宇奈月の雪が解けた岩場に可憐に咲くのは、岩団扇(イワウチワ)。

イワウメ科の多年草。

深山の落葉林下のやや湿ったところや、岩場に生える。

花は、淡紅色の一輪で横向きに開く。

葉は、肉厚で光沢があり広円形で縁には、波状の鈍鋸歯がある。

和名は、葉の形が団扇に似た形状で岩場に生えることに由来する。

雪の残る山道を歩いていると、頭上の岩場から花が回転しながら落ちてくる。

岩団扇の落花である。

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