月別アーカイブ: 8月 2014

九蓋草(クガイソウ) ゴマノハグサ科

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九蓋草(クガイソウ)は、宇奈月の高山の斜面に自生するゴマノハグサ科の多年草です。

茎は根際から直立し長いもので1メートル近くあり直ぐに目に付きます。

茎頂に長い総状花序をつけ多くの小花が密生します。

花冠は筒状で花糸が紫色なので花穂全体が薄紫色に見えます。

葉は楕円形で先は尖り細かな鋸歯があり輪生しています。

輪生葉は、5枚、7枚と奇数が多く、何節も付くことから九蓋草と名付けられました。

青い蕎麦菜や紅色の越路下野草とともに、爽やかな高原の風に揺れながら天然の花壇を作っています。

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山蛍袋(ヤマホタルブクロ) キキョウ科

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黒部峡谷・日電歩道の切り立った崖沿いに自生しているキキョウ科の多年草です。

宇奈月温泉周辺では白色の蛍袋(ホタルブクロ)が道路沿や山道の日陰になるところで自生しています。

蛍袋は萼と萼の間に上に反り返った付属片がありますが、山蛍袋は付属片がなくすっきりとした萼です。

花は色つきのものが多く、釣鐘型で先端部が5裂しています。

小雨に濡れた花は下向きなので、昆虫達の絶好の雨宿りの場所になります。

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玉川杜鵑草(タマガワホトトギス) ユリ科

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玉川杜鵑草(タマガワホトトギス)は、宇奈月の深山の湿り気のある木陰に自生するユリ科の多年草です。

萌黄色の葉と黄色の花のコントラストが美しく、宇奈月僧ヶ岳登山道の落葉樹林縁で見かけます。

黄色い花びらに紫色の小斑点があり、杜鵑の胸のあたりの模様に似ているところから和名が付けられました。

冠の玉川の由来は、京都木津川支流の玉川です。

玉川堤は、現在も山吹の名所として知られ、奈良線の玉水駅の近くにあります。

古くは奈良時代に遡り、橘諸兄がこの近くに邸を構え、万葉集に山吹を数多く詠っています。

平安時代には歌枕の地となり、玉川と言えば山吹を連想するようになりました。

黄金色を山吹に見立て、玉川を連想して和名を付けるところは、日本人の自然を愛しむ心の現れだと思います。

花の命名には興味深い事柄が隠されているようです。

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