月別アーカイブ: 7月 2013

深山唐松(ミヤマカラマツ) キンポウゲ科

深山唐松(ミヤマカラマツ)は、宇奈月の深山の湿り気のある林の縁に生えるキンポウゲ科の多年草です。

細くて硬い茎は、30cmから80cmになります。

根生葉は一株から一枚出て2回、3回3出複葉で長い柄があります。

小葉は長楕円形で浅裂し質は薄く、下葉は粉白色で縁には鈍い鋸歯があり、葉先は徐々に細くなります。

茎葉は2枚から3枚付き上部のものは単葉となります。

唐松草より小型で、葉柄の基部に托葉がないので見分けが付きます。

花は茎頂に散房状につき白色で希に淡紅紫色の花も見ます。

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唐松草(カラマツソウ) キンポウゲ科

唐松草は、宇奈月の亜高山の草地に生えるキンポウゲ科の多年草です。

亜高山の谷から冷たい風が吹き上げる稜線でよく見かけます。

茎は高さが70cmから90cmで唐松草の仲間では大型で、無毛で蝋のような感触です。

葉は、3出羽状複葉で3から4回分かれ小葉は倒卵形で3浅裂し、葉質は薄く裏面は緑白色で短い葉柄があります。

イタドリの繁みの中で、葉に陽光が当たると美しい柔らな萌黄色が浮かび上がります。

花は、8月前後に茎の先端や枝先ににつく複散房状の花序につき、蕚片が特徴で広楕円形で開花後落ち、他の唐松草には見られません。

雄しべは多数あって花糸が棍棒状に膨らみ白色でよく目立ちます。

高山の草地で風に揺れる唐松草を見ると、登山で疲れた体が癒されます。

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赤目柏(アカメガシワ) トウダイグサ科

赤目柏(アカメガシワ)は、宇奈月の山野に普通にあるトウダイグサ科の落葉高木です。

春先の新芽と幼葉は、紅赤色の毛に覆われて周り新緑のなかで一際美しく映えます。

成葉は紅褐色の長柄が特徴で、大きな卵円形で浅く3裂することがあり、表面は深緑色、裏面は淡緑色でよく光合成が行われています。

雌雄異株で梅雨時期に枝先に円錐花序を出して、花弁のない淡黄色の小花を穂状にたくさんつけます。

果実は秋に熟し、朔果で紫黒色の種子があります。

種子は高温にさらされると発芽しやすくなる特徴があるので、樹林の伐採した後や森林火災の後に一気に繁殖する先駆植物です。

名前に柏がついていますが柏の種類ではありません。

和名は芽が赤くカシワのように葉に食べ物を包んだり、盛り付けたりしたのでつけられたようです。

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褄取草(ツマトリソウ) サクラソウ科

褄取草(ツマトリソウ)は、宇奈月の高山の笹藪の中に自生するサクラソウ科の多年草です。

茎の高さは10cmぐらいで分岐せずに直立し、葉は広披針形で互生し、茎の上部では輪生します。

雪解けの夏に茎の上部に花柄を出し1.5cmぐらいの白花を1花つけますが、小型なので意外と見過ごしてしまいます。

萼は7片に裂け、花冠も7裂し花びらが7枚のように見えます。

名前の由来は、白い花弁の先端に淡紅色の縁取りができることが、鎧の褄取威(つまどりおどし)に似ているからだそうです。

当地ではまだ白花しか見ていません。

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鵯花(ヒヨドリバナ) キク科

鵯花(ヒヨドリバナ)は、宇奈月の林道の脇や日当たりの良い草原などに生えるキク科の多年草です。

茎は高さ1mから2mと大きく全体にざらつきがあり、紫色の細点があります。

葉は対生し、卵状長楕円形で縁に鋸歯があります。

初夏、茎頂に白色、稀に帯紫色の多数の頭花を散房状につけます。

鵯の鳴くころに開花するのでこの名前が付きました。

アサギマダラが好む花なので、蜜を吸いに集まる華麗な姿を良く見かけます。

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蛍袋(ホタルブクロ) キキョウ科

蛍袋(ホタルブクロ)は、宇奈月の登山道沿いの草叢に自生するキキョウ科の多年草です。

全体に毛が生えていて、根茎は短いが長い匍匐枝を横に出して増えていきます。

茎は分岐することなくのびて、茎葉は長卵形で互生し、縁に不揃いな鋸歯があります。

梅雨の時期に茎頂と上部葉腋に白色の大型鐘状花を下向きに咲かせるので、昆虫がよく雨宿りで使います。

花の内面に紫斑があり、先が5裂しています。

宇奈月は白い花しか見られませんが、長野県側では、赤紫のヤマホタルブクロが多く見られます。

最近では、鮮やかな紫色をした園芸品種も花屋で見かけます。

小雨に濡れた花は、風情があります。

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