月別アーカイブ: 5月 2013

金鳳花(キンポウゲ) キンポウゲ科

金鳳花(キンポウゲ)は、宇奈月の日当たりのいい平地に生えるキンポウゲ科の多年草です。

宇奈月温泉の県道沿いでもよく見かけます。

花は、高さ50cmぐらいの花茎を出し頂部で分岐して各枝端に1個の黄色の5弁花をつけます。

花弁は光沢を持ち黄金色に輝くところから和名の由来となっていて、広く群生するので、風が通るたびに黄金色に波打ちます。

葉は根出葉で要掌状に深く裂け各裂片は粗い鋸歯状になっており、紅葉のような形がキンポウゲ科の特徴の一つとなっています。

キンポウゲ科の植物は、花が美しいので観賞用に栽培されますが、アルカロイドを含む有毒植物が多く見られます。

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射干(シャガ) アヤメ科

射干(シャガ)は、宇奈月のやや湿った樹林内や林道沿いの斜面に群生する、アヤメ科の常緑多年草です。

地下茎からアヤメ科特有の長い匍匐枝(ホフクシ)を出して増えていきます。

葉は、光沢がある緑色の長い広剣状で扇形に生え、基部は茎を抱いています。

分枝した茎の上部に淡青紫の不揃いなアヤメに似た花をつけます。

花弁に濃い紫と黄色の模様が特徴です。

古くに中国からもたらされた帰化植物で、三倍体のため種子ができないようです。

小型のヒメシャガは可憐で香りもよく観賞用として広く愛好されています。

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紫華蔓(ムラサキケマン) ケシ科

紫華蔓(ムラサキケマン)は、宇奈月の林道沿いの林縁や藪陰に多く見られるケシ科の越年草です。

茎は柔らかく多汁質で紅色をおびています。

葉は根生し、2回3出複葉で柔らかくて先端には鋸歯があります。

瑞々しい薄い葉の裏から光を当てるとが美しく萌葱色に浮かびます。

これもスプリング・エフェルメで、周りの落葉樹の葉が少し成長するとすぐに消えていく儚い春の植物です。

根にしっかりと栄養を蓄えていますので来春も美しい花をを咲かせます。

美しい花ですが、全草にプロトピンというアルカロイドを含む有害植物なので注意が必要です。

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垣通(カキドオシ) シソ科

垣通(カキドオシ)は、宇奈月の山道の草叢に生えるシソ科の多年草です。

花は、淡紫色で小さな唇形花で1個から3個つけます。

茎葉はシソ科特有の香りがあり、細い毛がつています。

節から根を出してしっかりと固定して、蔓を伸ばして増えていきます。

和名の由来は、茎がよく伸びて垣の間を通って増えることから。

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草苺(クサイチゴ) バラ科

草苺(クサイチゴ)は、宇奈月の山間部の林道沿いに生える、バラ科の落葉小木です。

地下茎は横に這い、至る所で地上に新苗を伸ばします。

茎は堅く赤褐色で全体に棘があります。

短い枝の先に上向きに開き、くっきりとした白色の5弁花をつけます。

画像は珍しい6弁花です。

葉は、互生し奇数羽状複葉で、花枝には3小葉がつき、頂小葉は卵形で縁には細かい重鋸があり、葉の裏面には小さな棘が無数にあります。

受粉した一つ一つの雌しべがつぶつぶの実になり、赤い苺に成長します。

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春虎の尾(ハルトラノオ) タデ科

春虎の尾(ハルトラノオ)は宇奈月の落葉樹林に生えるタデ科の多年草です。

花は、高さ10cm位の花茎の先に密な花穂をつくり、白色でわずかに淡紅色をおびます。

花弁はなく白いのは萼で5箇所に深く裂け赤い葯をつけた雄しべが目立ちます。

花穂を虎の尾に見立て、春早く咲くところから和名がきています。

地下茎は、横に這って所々膨らみ多くの根出葉が出ますので、かたくりの群落の中にまとまって咲いているのをよく見かけます。

これも、初夏には姿を消してしまうスプリング・エフェメラルの一種です。

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板屋楓(イタヤカエデ) カエデ科

板屋楓(イタヤカエデ)は、宇奈月の山地に生えるカエデ科の落葉高木です。

黒部峡谷には樹齢300年以上の巨木があります。

葉は、掌状に浅裂していますので切れ込みの深い羽団扇楓と容易に見分けることができます。

花は淡黄色で葉の色とよく似ているので気づかずに通り過ぎることがあります。

葉は秋には黄金色に色付き、太陽の光に照らされながら落葉する様は、荘厳そのものです。

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羽団扇楓(ハウチワカエデ) カエデ科

羽団扇楓(ハウチワカエテ)は、宇奈月の山地に生えるカエデ科落葉高木です。

葉は、大型で10cm前後で天狗の団扇に似た形をしています。

花は、一つの株に単性花と両性花が混ざり合っている雌雄雑居性で、葉よりわずかに早く開きます。

若枝の先に紫紅色の散房状花序を下げ、柔らかな萌黄色の新葉とのコントラストが実に美しく映えます。

実は翼果となり回転しながら落下します。

秋には真紅に紅葉し黒部峡谷の紅葉の美しさを造り出しています。

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延齡草(エンレイソウ) ユリ科

延齢草(エンレイソウ)は、宇奈月の低山の湿度の高い樹林内や、亜高山の林地まで幅広く分布するユリ科の多年草です。

葉は、広卵円形で葉柄を持たず茎から3枚の葉を直接つけています。

フタバアオイに似ているところからタチアオイ(立葵)とも呼ばれています。

花は、輪生した葉の中心から出る花柄の上につき、花弁はなく濃い紫色に近い茶褐色の萼片からなります。

根茎にはサポニンが含まれる有毒植物ですが、薬草として使われていたので延齢草の名が付いたとも言われています。

葉も花も3枚の不思議な形です。

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黒文字(クロモジ) クスノキ科

黒文字(クロモジ)は、宇奈月の杉林や落葉樹林内に生えるクスノキ科の落葉低木です。

樹に精油が多含まれ柑橘系の芳香があります。

昔から楊枝や取り箸などに用いられ、種子からは灯油を採ったりしました。

枝は黄緑色で黒斑があり、折口から芳香が漂います。

樹皮の黒斑を文字に見立て和名がつけられました。

葉は倒卵形で薄く枝先に集まり花と共に開き、樹林内の新緑の美しさを作り出しています。

花は、前年の枝の先端近くの葉腋に散形花序をつけます。

雄雌異株なので雄花は雌花より大きくて数も多く、ともに淡黄色です。

画像は、雄花です。

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