月別アーカイブ: 4月 2013

猩々袴(ショウジョウバカマ) ユリ科

猩々袴(ショウジョウバカ)は宇奈月温泉の雪解けの落葉樹林内に生えるユリ科の多年草です。

宇奈月の亜高山の湿原では7月頃、やや小ぶりの猩々袴を見ることができます。

花の色は生育場所により異なり、白、薄紅色が多く見られます。

猩々とは頭の毛が赤く猿のような顔をした中国の伝説上の動物です。

赤い花を顔に見立て、ロゼット状に広がる長い葉を袴に見立てて名前がつけられました。

残雪と新緑のコントラストが美しい落葉樹林内で鮮やかな紅色に染まる花からはとても想像ができません。

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片栗(カタクリ) ユリ科

宇奈月温泉街近くの雪が解けた落葉樹林内で、片栗(カタクリ)の花が冷たい風に揺らされながらひっそりと咲いています。

片栗は、ユリ科の植物で「堅香子の花」とも呼ばれ、古くは万葉集に詠われています。

『物部の 八十少女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花』と大伴家持が万葉集で詠んでいます。

大伴家持が国司として5年間、越中に赴任していました。

越中の国衙が置かれていた場所は、現在の高岡市伏木古国府、浄土真宗本願寺派の古刹「雲龍山勝興寺」の境内です。

その古刹の北側に伏木神社があり、神社の西側に「万葉寺井の址」が残されています。

待ちわびた北国の春に思いを寄せる家持の目には、清水を汲みに井戸に集まる乙女たちの笑い声と、その乙女たちを象徴するように咲いている堅香子(かたくり)が重なって見えたのかもしれません。

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黄花錨草(キバナイカリソウ) メギ科

黄花碇草(キバナイカリソウ)は、宇奈月の山の則面に自生するメギ科の多年草です。

葉は複葉で3枚つき2段階で分かれるので2回3出複葉と言います。

花の形が船の錨に似ているのでこの名前が付きました。

昔から滋養強壮の漢方薬として利用されてきました。

花が散ると、葉が急激に大きく広がります。

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菊咲一華(キクザキイチゲ)  キンポウゲ科

菊咲一華(キクザキイチゲ)は、宇奈月の落葉樹林内で雪が解けるとすぐに咲き始めるキンポウゲ科の多年草です。

菊花状の花を、ただ一輪つけるのでこの名前がつきました。

宇奈月では白や淡紫色の花が多く、まれに赤花もあります。

温かくなると花が開き、夜や雨の時は閉じています。

上部に三枚の苞葉が輪生し深く切れ込んだ葉は、キンポウゲ科の特徴です。

多雪地の宇奈月では普通に見られる可憐な花です。

残雪が残っているので早朝の風は、まだまだ冷たく感じます。

宇奈月温泉では、これから春の山野草の開花が始まります。

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丸葉満作(マルバマンサク) マンサク科

宇奈月の残雪多い山の斜面でひっそりと細い花を開くのは、丸葉満作(マルバマンサク)。

日本海側に多いマンサク科の落葉低木です。

マンサクよりも小型で花びらの数も少ないので、豊年万作とは言い難い。

春、先ず咲くのでマンサク。マルバマンサクには、こちらの方がもっともらしいですね。

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