月別アーカイブ: 8月 2011

早朝ウォークで見つけた山野草【竹煮草(タケニグサ)】

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切れ込みの深い大きな葉が特徴の【竹煮草(タケニグサ)】

宇奈月温泉の日当たりのよい荒れ地に生え、高さ1mから2mにのもなるケシ科の大形多年草です。

名前の由来は、竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなり細工しやすくなるところからだそうです。

茎頂に白い小花を多数つけた円錐花序を作り、白色の2枚の蕚片(がくへん)は開花時に落下します。

葉は掌状に深く切れ込んだ広卵形で裏面は毛が密生し白くなっており、葉柄があります。
茎を切ると有毒の黄色の乳液が出てきます。
この有毒成分はプロトビンなどのアルカイロイドで皮膚の炎症などを引きおこします。外用として皮膚病等に効き目があります。

山が荒れはじめると竹煮草(タケニグサ)が増えるようです。

富山近代美術館に菱田春草の「武蔵野」という題材の作品があります。
背景に薄墨の富士と前面に大形の植物が描いてあります。竹煮草です。特に掌状に深く切れ込んだ大きな葉が墨濃淡で描かれています。

大形の竹煮草と大きな葉が、春草の筆を走らせたのかもしれません。

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早朝ウォークで見つけた山野草【昼顔(ヒルガオ)】

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宇奈月温泉スノーパークに咲いている【昼顔(ヒルガオ)】

昼顔(ヒルガオ)は宇奈月温泉スノーパークや、そこに至る道端に多く見られるヒルガオ科の多年草です。

蔓性なので他の草や低木に絡みついて伸び、漏斗状の淡紅色花を咲かせます。
その貴賓ある整った形と色合いからフランスでは「日中の美女」と称され、ジョゼフ・ケッセルの小説の題材にもなり映画化されました。
あのカトリーヌ・ドノーブ主演の「昼顔」です。

名前の通り、夏の強い日差しの中でも日中に花開します。
宇奈月温泉スノーパークでは、ススキやヨモギに絡みついて伸びています。

道端に咲いている金水引や芒などを取り合わせ、加茂川籠を用いて去りゆく夏を楽しみたいものです。

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早朝ウォークで見つけた山野草【鵯花(「ヒヨドリバナ)】

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登山道脇でよく見かける【鵯花(ヒヨドリバナ)】

鵯花(ヒヨドリバナ)は、宇奈月の山野などに普通に生えるキク科の多年草です。

花は白い小さな筒状花が多数集まって散房状にさかせます。
秋の七草のフジバカマと同じ仲間です。
茎の高さは大きいもので2mにもなり、その表皮には紫色の細点があり少しざらつき、先端近くでは多くの分岐が見られます。
葉も輪生で、ざらざらしています。

鵯の鳴くころに開花するのでこの名前がつきました。
鵯花は、開花の状態より蕾の状態の方が美しく見えます。

これとよく似た沢鵯(サワヒヨドリ)も開花し始めました。

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早朝ウォークで見つけた山野草【糊空木(ノリウツギ)】

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アイジサイ属の落葉低木【糊空木(ノリウツギ)】

糊空木(ノリウツギ)は、宇奈月の山野に多く見られるユキノシタ科、アジサイ属の落葉低木でよく分枝します。

古来、樹液を和紙をすく際の糊に使ったのと、空木に似ているところからこの名前がつきました。別名ノリノキともいいます。

宇奈月温泉の日当たりのいい登山道でよく見かけ、高さが2m以上になるので雨に濡れた白い装飾花がひときわ目立ちます。
稀に赤みを帯びるものもあります。

白色の小さな両性花に、ハナカミキリやハナムグリ等の訪花性の昆虫が多く集まります。
この時期に咲く、鳥足升麻も多くの昆虫を集めます。

たっぷりと水が注がれた大きな花器に、大胆に生けます。

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