鳥足升麻(トリアシショウマ) ユキノシタ科

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鳥足升麻は、宇奈月温泉の山道の則面に自生しているキノシタ科の多年草です。

梅雨時期に葉よりも上に円錐花序が出て開花します。

花柄は短く白色の小花が並んで付き、すがすがしい甘い香りがします。

この香りで多くの昆虫たちを集めます。

細くてしっかりと真っ直ぐに伸びた茎を鳥の足に見立てて和名がつけられました。

草むらから飛び出している鳥足升麻の姿は、白鷺が止まっているかのようです。

芽吹きの形が鳥の足に似ていることが名前の由来とするところもあります。

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蕎麦菜(ソバナ) キキョウ科

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蕎麦菜(ソバナ)は、宇奈月の登山道の斜面に、小さな釣鐘の形をした赤紫色の花をつけるキキョウ科の多年草です。

僧ヶ岳登山道でよく見かけます。

葉は、広被針形で互生し若葉は山菜として食用になります。

茎の切り口から白い粘りのある汁が出て、これが蕎麦をゆでる時の臭いと似ているところから命名されたようです。

類似のツリガネニンジンは、めしべが長く花の外まで伸びているのと葉が輪生なので簡単に見分けがつきます。

宇奈月の山々は、もうすっかり夏の花になりました。

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山荷葉(サンカヨウ) メギ科

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山荷葉(サンカヨウ)は、宇奈月の深山の雪解けの沢の斜面に白根葵(シラネアオイ)などと自生するメギ科の多年草です。

開花するとすがすがしい香りがします。

今年も雪が解けた沢の斜面にひと固まりになって咲いていました。

2枚の大きな葉が特徴で、散房花序に6弁の白い花を数個つけ、晩夏には濃い青紫の実をつけます。

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二輪草(ニリンソウ) キンポウゲ科

二輪草(ニリンソウ)は雪解けの宇奈月の落葉樹林内で群落を作るキンポウゲ科の多年草です。

花を二輪付けるので、その名前が付けられました。

根茎は太くて短く、葉の形状は心状円形で3小葉に分かれ小葉は3裂してキンポウゲ科の特徴がでています。

まれに紅色を差した花が見られますが、緑の花は珍しく初めて見ました。

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沢繁縷(サワハコベ) ナデシコ科

沢繁縷(サワハコベ)は、宇奈月の山地の雪解けの落葉樹林内に生えるナデシコ科の多年草です。

茎の上部は斜上して分岐し下部は地を這ってひげ根を出し群落を作ります。

葉は、葉柄があり卵型から三角状卵型で先端は鋭形になっています。

花は先端で単生し、白色の5個の花弁は2中裂しています。

春の七草のハコベは花弁の切れ込みが深く10個の花弁に見えますので違いがよくわかります。

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二人静(フタリシズカ) センリョウ科

二人静(フタリシズカ)は、宇奈月温泉の林の中でひっそりと咲いているセンリョウ科の多年草です。

地下の根茎から多くの根を出し、茎は直立し茎頂から2本の花穂の先に米粒のような白い花をつけます。

稀に花穂が3本、4本の物があります。

5月の初めに咲く一人静は、白いブラシ状の花穂が1本で葉が輪生なので容易に見分けがつきます。

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大根草(ダイコンソウ) バラ科

大根草は宇奈月の山道沿いに自生するバラ科の多年草です。

冬期間、根生葉がロゼット状に地表に広がり、大根の葉の形に似ています。

大根はアブラナ科なので科が違い、全く異質です。

茎はまばらに分岐して枝先に五角錐の蕾を1個つけ、上部から順次黄色に開花します。

5個の萼裂片は花時には反曲し、5枚の花弁はほぼ円形で、雌しべ雄しべともに多数あります。

白い花の岡虎の尾や蛍袋によく合います。

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雉筵(キジムシロ) バラ科

雉筵(キジムシロ)は、宇奈月の山野でよく見かけるバラ科の多年草です。

根茎は太く、葉が根生して横に広がっています。

地面に広がる複葉を雉の座る筵に見立てたのでしょうか。

花は黄色の五弁で雪解けの日当たりの良い山の斜面で陽光に照らされ、黄金色に輝いています。

山吹とよく似ています。ともにバラ科です。

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上溝桜(ウワミズザクラ) バラ科

上溝桜(ウワミズザクラ)は宇奈月の山地に自生するバラ科の落葉高木です。

葉は桜の葉のように楕円形で先が細くなり、縁には鋸歯があります。

開花は5月の初旬、長さ10cmほどの白いブラシのような総状花序をつけて甘い匂いを漂わせます。

遠くから見ると雪が積もったように見えます。

果実は初夏の頃に赤く熟し、小さなさくらんぼになります。

その実は黒部の猿達の絶好の食料となります。

イヌザクラによく似ています。

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雪椿(ユキツバキ) ツバキ科

雪椿は、宇奈月の山地の落葉樹林内に自生するツバキ科の常緑小高木です。

日本海側の多雪地帯に多く分布し群落を作ります。

宇奈月では僧ヶ岳登山道に多く見られ、樹形は降り積もった雪に押されて直立できず背が低く分枝が盛んに行われます。

木々を覆う雪が解けると赤い花を付け、残雪の白に美しく映えます。

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