秋の麒麟草(アキノキリンソウ) キク科

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宇奈月の登山道沿いに自生しているキク科の多年草です。

低山地から亜高山へと開花が移り、標高が高くなるに従って小形化してきます。

枝の上部に小さな黄色の頭花を多数付けます。

亜高山では、開花時期が8月中旬から11月の初旬頃までで、高山蝶が蜜を吸うために集まってきます。

深山も日一日と秋が深まっていきます。

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秋桐(アキギリ) シソ科

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秋桐(アキギリ)は、宇奈月の山林内に自生するシソ科の多年草です。

今年も鮮やかな紅紫色の花を咲かせました。

この花が咲くとあたりの山々はすっかりと秋の気配に包まれます。

花の形状が、春に咲く桐の花に似ていて、秋に咲くので秋桐と名付けられました。

季節はしらつゆが草花に宿る白露を迎えます。

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白鬚草(シラヒゲソウ) ユキノシタ科

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白髭草(シラヒゲソウ)は、宇奈月の山地の湿った陰地に自生するユキノシタ科の多年草です。

今年も限られた場所にひっそりと咲いています。

かつては登山道の林縁でよく見かけましたが、最近は絶滅に近い状況です。

葉は、やや丸いハート型で茎を抱くようについています。

茎は分岐することなく直立で、茎頂に白い花を1個つけます。

和名は、白い5個の花弁の縁が糸状に細裂している形状を白髭に見立て、白髭草と名付けられました。

乱獲さえしなければ毎年、種が落下して少しずつ増えていきます。

可憐でレースのように織り込まれた複雑な白い花は、見る人に自然造形の美学を教示してくれます。

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釣舟草(ツリフネソウ) ツリフネソウ科

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釣船草(ツリフネソウ)は、宇奈月の山中の木陰の湿った所に自生するツリフネソウ科の一年草です。

茎は、多汁質で瑞々しく直立してよく分岐し帯赤色で節が太くなります。

葉は、広皮針形で先は尖り細かい鋸歯がつきます。

夏から秋に茎の上部から細長い花序が伸び総状花序となり、それぞれ数個の花を付けます。

赤紫色の花は小花柄をもち基部には小さな苞をつけます。

花の形が船がぶら下がっているような形なのでこの名前がつきました。

果実は、触ると勢いよく飛び1年草の種族を増やす工夫がなされています。

秋の朝露に濡れた紅紫色の花は、静まりかえる深山にひときわ艶やかな色彩を呈しています。

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下野草(シモツケソウ) バラ科

下野草(シモツケソウ)は、宇奈月の亜高山のやや湿った樹林縁に自生するバラ科の多年草です。

茎は無毛で高さは30cmから大型のもので80cmぐらいになり、葉は掌状複葉で互生します。

頂小葉(複葉の先端にある対にならない一枚の小葉)は大きく掌状に5から7に中裂します。

8月初旬、茎頂に集散花序を作り淡紅色の小さな花を無数につけます。

お茶花に使われる京鹿子は、下野草を園芸品種に改良したものです。

貴賓ある紅色のグラデーションは、蕎麦菜の紺のグラデーションと鳥足升麻の群生の白色が合わさり夏山の色を作り出します。

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唐松草(カラマツソウ) キンポウゲ科

唐松草は、宇奈月の亜高山の草地に生えるキンポウゲ科の多年草です。

亜高山の谷から冷たい風が吹き上げる稜線でよく見かけます。

茎は高さが70cmから90cmで唐松草の仲間では大型で、無毛で蝋のような感触です。

葉は、3出羽状複葉で3から4回分かれ小葉は倒卵形で3浅裂し、葉質は薄く裏面は緑白色で短い葉柄があります。

イタドリの繁みの中で、葉に陽光が当たると美しい柔らな萌黄色が浮かび上がります。

花は、8月前後に茎の先端や枝先ににつく複散房状の花序につき、蕚片が特徴で広楕円形で開花後落ち、他の唐松草には見られません。

雄しべは多数あって花糸が棍棒状に膨らみ白色でよく目立ちます。

高山の草地で風に揺れる唐松草を見ると、登山で疲れた体が癒されます。

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赤目柏(アカメガシワ) トウダイグサ科

赤目柏(アカメガシワ)は、宇奈月の山野に普通にあるトウダイグサ科の落葉高木です。

春先の新芽と幼葉は、紅赤色の毛に覆われて周り新緑のなかで一際美しく映えます。

成葉は紅褐色の長柄が特徴で、大きな卵円形で浅く3裂することがあり、表面は深緑色、裏面は淡緑色でよく光合成が行われています。

雌雄異株で梅雨時期に枝先に円錐花序を出して、花弁のない淡黄色の小花を穂状にたくさんつけます。

果実は秋に熟し、朔果で紫黒色の種子があります。

種子は高温にさらされると発芽しやすくなる特徴があるので、樹林の伐採した後や森林火災の後に一気に繁殖する先駆植物です。

名前に柏がついていますが柏の種類ではありません。

和名は芽が赤くカシワのように葉に食べ物を包んだり、盛り付けたりしたのでつけられたようです。

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金鳳花(キンポウゲ) キンポウゲ科

金鳳花(キンポウゲ)は、宇奈月の日当たりのいい平地に生えるキンポウゲ科の多年草です。

宇奈月温泉の県道沿いでもよく見かけます。

花は、高さ50cmぐらいの花茎を出し頂部で分岐して各枝端に1個の黄色の5弁花をつけます。

花弁は光沢を持ち黄金色に輝くところから和名の由来となっていて、広く群生するので、風が通るたびに黄金色に波打ちます。

葉は根出葉で要掌状に深く裂け各裂片は粗い鋸歯状になっており、紅葉のような形がキンポウゲ科の特徴の一つとなっています。

キンポウゲ科の植物は、花が美しいので観賞用に栽培されますが、アルカロイドを含む有毒植物が多く見られます。

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深山黄華蔓(ミヤマキケマン) ケマンソウ科

深山黄華蔓(ミヤマキケマン)は、宇奈月の日当たりの良い低地の草地から亜高山の草地に至るまで幅広く分布するケマンソウ科の越年草です。

ケマンソウ科はケシ科の近縁なのでケシ科と表示する場合もあります。

黄華蔓より小形で茎は多汁質で赤みを帯び、下方で分枝して斜上します。

葉は、柔らかく2回羽状に細裂します。

花は、4月から7月ごろ総状花序に密につき黄色の2cm位の花が横向きに咲きます。

鮮やかな黄金色の花が、仏具の華蔓に似ているところから名付けられたと考えられます。

全草に有毒成分のアルカロイドを含んでいますので注意が必要です。

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越の小貝母(コシノコバイモ) ユリ科

越の小貝母(コシノコバイモ)は、宇奈月の日陰の山の斜面に咲く、ユリ科の多年草です。

早朝ウォークのコースの途中で、この時期には必ず見かけ宇奈月の自然の豊かさに感動します。

越の小貝母は、北陸に多く分布し茎の長さは5cmから10cmぐらいで茎頂に下向きの目立たない一輪の花をつけます。

西洋貝母(ばいも)と比べると小型で、越前、越中、越後の越の国に多く見られるので越の小貝母(コシノコバイモ)と呼ばれています。

この可憐な花は、立山や白馬周辺に見られる高山植物のクロユリに一番近い植物で、学名のFritillariaはさいころを入れる筒の意味です。

海外でも花の形から命名される事がよくあります。

この花のように下向きで謙虚でありたいものです。

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