月別アーカイブ: 3月 2017

桜鯛炊合せ

3月25日から3月29日まで七十二侯は桜始開(さくら、はじめてひらく)。

二十四節気の春分の次侯にあたる。

桜の開花が話題になり、桜餅が和菓子屋の店先に並ぶ頃。

春の富山湾はホタルイカ、細魚(さより)、鮎並(あいなめ)等が旨い。

桜の季節は桜鯛が美味しくなる。

一押しは桜鯛の炊合せ。

新牛蒡の香りも春。

器は向附、乾山写桜絵。

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才巻きえびの天麩羅

3月15日から七十二侯は、「菜虫化蝶(なむし、ちょうとなる)」。

二十四節気は啓蟄の末侯にあたり、春分はもう間近。

厳しい冬を越したサナギが蝶に羽化する頃という意味。

菜虫とは青虫のこと。

春キャベツの美味しい頃、畑では羽化した蝶が飛び始める。

宇奈月の山々の稜線あたりは、夜半の季節外れの小雪で白く輝いている。

季節の一品は、今が旬の才巻きえびの天麩羅。

器は、漆器の銘々皿で青貝千鳥波蒔絵。

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桃形向附・仁清色絵桃絵

3月10日から七十二侯は、桃始笑(もも、はじめてさく)。

桃の蕾はふくらみ花が咲き始める頃という意味。

二十四節気の啓蟄次侯にあたる。

宇奈月の里は、まだ寒さは残るが一雨毎に春が近づいてくるのが感じられる。

かつてこの地は、桃の木が沢山生えていたので桃原と呼ばれていた。

郷土史研究家の野島好二氏によると、奈良時代にこの地に神武天皇の御陵があると聞いて、当時の国司であった大伴家持がこの地を訪れたという言い伝えがあるとか。

季節の一品は、今が旬の才巻と春野菜の炊合せ。

器は桃形向附・仁清色絵桃絵。

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ほたるいか造り

2月28日から3月4日まで七十二侯は「草木萌動(そうもく、めばえいずる)」。

柔らかな春の陽射しを受け潤った土や木々から萌葱色の新芽が芽吹く頃という意味で、二十四節気の雨水の末侯にあたる。

春めいてくると富山湾では、ほたるいの産卵が始まる。

昼は深い海底に潜み、深夜から明け方にかけて浅いところへと移動して産卵。

その習性をとらえて行われるのが、富山湾の春の風物詩「ほたるいか漁」、3月1日解禁。

青白い光は幻想的で、まさに富山湾の神秘。

ほのかな甘みのお造りは絶品、器は仁清色絵水仙絵・五寸皿。

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