早朝ウォークで見つけた山野草【芒(ススキ)】

susuki00.jpg
 芒が伸びてくると夏の雲から秋の雲に変わってきます

susuki01.jpg
 宇奈月の深山の秋の深まりを感じさせる【芒(すすき)】

芒は、日本全土で見られるイネ科のごく普通の多年草です。
宇奈月温泉では大原台(宇奈月温泉スキー場)がススキの草原です。
芒の穂を動物の尾に見立てて尾花ともいいます。

芒は、,秋の七草のひとつで十五夜の月見には、萩とともに欠かせません。
収穫物と一緒にお供えするのは、収穫物を悪霊から守り、豊作を祈願する意味があるそうです。

芒は、萱葺屋根の屋根材として使われていました。
故に芒の草原は、萱場として大切に守られ、雑木の侵入を防ぐために一年に一回、野焼きが行われました。
さらには、家畜の餌としても使われましたので、身近な植物でした。

銀色に輝く芒の穂が、秋風に吹かれて揺れる様は、自然を愛しむ心を動かします。

越中おわら「風の盆」の男踊りの中に、芒がなびく所作があります。
胡弓が奏でる哀愁をおびたメロディーと相まって寂しさが伝わります。

山野草を楽しめる宿 延楽



















[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月01日 09:41 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【秋桐(アキギリ)】

akigiri.jpg
 深山の木陰でひっそりと咲く【秋桐(アキギリ)】

秋桐は、宇奈月温泉の山の林内に生えるシソ科の多年草です。
唇形の花は、鮮やかな紅紫色で、茎の先にまばらな総状花序をつくり数個づつ輪状に咲きます。

花の形状が桐の花に似て、秋咲くので秋桐と名付けられました。

角ばっている茎は,シソ科の特徴です。
サルビア属なので赤いサルビアと同じ仲間です。

これからは秋の花が楽しめます。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月02日 17:05 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【山鳥兜(ヤマトリカブト)】

torikabuto01.jpg
 秋の空に映える【山鳥兜】

鳥兜は、宇奈月温泉の深山に生えるキンポウゲ科の代表的な多年草です。
地下に猛毒を持った紡錘形の塊茎がある毒草で、茎の長さが1m以上になり、立ちあがって湾曲します。

毒の強さは植物成分では最強で、天然の物ではフグに次ぐといわれています。

鮮やかな青紫色は遠くからでも目立ちます。
花の形が、舞楽で頭にかぶる鳥兜ににているので、この名前がつきました。

葉は、互生で切れ込みが深く、キンポウゲ科の特徴がでています。
花が終わると果実が、鳥の足のような形になります。

鳥兜から取った毒薬をブスとよび、河内地方に生える鳥兜をカワチブシ、京都北山に生える鳥兜をキタヤマブシとよばれていると、お花の先生から聞いたことがあります。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月03日 17:54 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【田村草】

tamurasaou.jpg
 棘のない優しい華麗な薊【田村草】

田村草(タムラソウ)は、宇奈月温泉の山地に生えるキク科の多年草です。
茎は直立し、大きいもので高さ150cmになります。

薊ににていますが棘が全くありません。
葉は羽状で切れ込みが深く、花は紅紫色の小花でくびれた花床から広がる形は実に美しく、秋の山野草の中では最もすっきりとした容姿です。

宇奈月の山地では一時数が少なくなりましたが、周りのイタドリやヨモギなどの大形の草を除去しながら日当たりを確保することで、数が少しづつ増えてきました。

秋の草原には、なくてはならない山野草です。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月04日 15:47 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【丁子菊(チョウジギク)】

tyouzigiku.jpg
 渓流の岩場を好む【丁子菊(チョウジギク)】

丁子菊は、宇奈月温泉の谷沿いの湿地に自生するキク科の多年草です。
本州の日本海側の山地に多く見られます。

花柄には母子草のように白い毛が密生し、黄色の管状花をつけます。
葉は、長楕円状披針形で先は次第に細くなり対生し、縁には浅くて鋭い鋸歯があります。

黒部峡谷下の廊下の沢沿いでよく見られます。
丁字菊を目にすると、夏から秋への季節の変わり目が感じられます。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月05日 17:41 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【釣船草(ツリフネソウ)】

turibunesou.jpg
 朝露のうつ湿った所を好む【釣船草】

釣船草は、宇奈月温泉の山中の湿った所を好むツリフネソウ科の一年草です。
茎は多汁質で瑞々しくて太く、水揚げが難しい花です。

船がぶら下がっているような形なのでこの名前がつきました。
前回紹介しました黄花の黄釣船草と同じ一年草なので種で増えます。
果実は、触ると勢いよく飛び、種族を増やす工夫がなされています。

秋の朝露に濡れた紅色の花は、静まりかえる深山にひときわ艶やかさを呈しています。

山野草が楽しめる宿 延楽



[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月06日 09:42 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【盗人萩】

nusubitohagi.jpg
 山中の道端で見かける【盗人萩】

盗人萩は、宇奈月温泉の山の道端や藪陰に多く見られるマメ科の多年草で、萩の仲間です。
萩の花が咲くころ長い総状花序をつけ、まばらに淡紅色から白の小型蝶形花をつけます。

豆果の形をしび歩く盗人の足跡に見立て、花が萩のような花なのでこの名前を付けられた様です。
私には2つの袋状の豆果の形が、盗人のサングラスのように見えます。

盗人萩の花が咲くと、宇奈月温泉には秋風が吹きます。

山野草が楽しめる宿 延楽



 

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月11日 21:31 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【秋の麒麟草】

akinokirinsou.jpg
 岩の狭間に咲く【秋の麒麟草】

秋の麒麟草は、宇奈月温泉の日当たりのいい山野によく見られるキク科の多年草で、秋の代表的な野草です。
黄色い小さな穂状の花は、ススキや萩、山鳥兜などどんな花と取り合わせても秋の風情が楽しめます。

全草を乾燥させたものを生薬で一枝黄花(いっしこうか)といい、のどの腫れや痛みに効くといわれています。

宇奈月温泉から仰ぎ見る稜線に登れば、高山型の「深山秋の麒麟草」も見れます。

特に深山の繁みに咲いている「深山秋の麒麟草」の黄金の輝きは素晴らしく、直立した容姿に萌黄色の葉をつけ秋の澄み切った青空に向かっている様は、宗教的な荘厳さを感じさせます。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月12日 07:09 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【麝香草(ジャコウソウ)】

tanijakousou.jpg
  谷間にひっそりと生える【麝香草(ジャコウソウ)】

麝香草(ジャコウソウ)は、宇奈月温泉の谷間の木陰に生えるシソ科の多年草です。
茎は、シソ科特有の方形で高さ60cmから1mぐらいになり、ほとんど分岐することなく山の斜面に斜めに出ます。

淡紅色の花は筒形で一方向に向いて開きます。
全草に芳香があるのでこの名前がついたようです。
香りのいい伊吹麝香草も同じ仲間です。

最近、いたるところでイタドリが勢力を伸ばしています。
麝香草を覆ってしまいます。

山野草が楽しめる宿 延楽


 

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月15日 21:24 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【大文字草(ダイモンジソウ)】

daimonnzisou.jpg
 瑞々しい所を好む【大文字草(ダイモンジソウ)】

大文字草は、宇奈月温泉の山地の湿った所に生息するユキノシタ科の多年草です。
5個の白い花弁の内上部の3枚は小さく、下部の2枚が細長く、全体が「大」の字に似ているのでこの名前がつきました。

春に咲く人字草もユキノシタ科なので同じ仲間です。
早咲きのものは、7月頃から見ることができます。

園芸品種も沢山出回り、地理的条件や、葉、花の形や色でさまざまな種類があります。

山野草愛好家の中では奥の深い山野草の一に数えられています。

山野草が楽しめる宿 延楽


 

 

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月16日 17:00 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【塩竃菊(シオガマギク)】

siogamagiku.jpg
 山道の道端に生える【塩竃菊(シオガマギク)】

宇奈月温泉の山道の道端に生えるゴマノハグサ科で半寄生の多年草です。
一方にねじれた形の花は紅紫色で、上唇は立ち上がって先が嘴状に曲がって尖り、下唇は横に広がり先が浅く3つに切れ込んでいます。

なぜこのような変わった形になっているのか不思議です。
花が巴形の巴塩竃はこれの変種で、高山に見られる四つ葉塩竃も同じ種類です。

菊の名前が付いていますが、菊の仲間ではありません。
葉が菊葉と似ているので、菊の名前がついたようです。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月17日 18:34 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【雄山火口(オヤマボクチ)】

oyamabokuti.jpg
 山 の斜面に直立している【雄山火口(オヤマボクチ)】

雄山火口は、宇奈月温泉の山の斜面に直立して生えるキク科の多年草です。

大きな葉の裏側には、白い綿毛が密生しています。
この綿毛を火打石の火花を移す火口(ほくち)使った所から、この名前がつきました。

葉は牛蒡の葉と似ているところからヤマゴボウとも呼ばれ、根は漬物として、若葉は草餅に使われます。
信州では蕎麦のつなぎとしても使われるそうです。

薊ににた花が暗紫色になると茎は紫色になります。
高さは1mから1.5mになるのでよく目立ちます。

すぐ近くに大型の立薊も花を開かせ、秋の深まりを感じさせます。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月18日 22:50 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【水引(ミズヒキ)】

mizuhiki.jpg
 鮮やかな赤に染まった【水引】

水引は、宇奈月温泉の山道の縁によく見かけるタデ科の多年草です。
茎がまばらに分岐し、花穂を伸ばして花径4mmほどの小花を総状につけます。

小花をよく観察すると、花柄に節があり花は横むきに咲き、花被片は4か所深裂し、上の3個は赤で下の1個は白くなっています。
このように、開花の色彩が紅白なので水引と名付けられたようです。

子供の時、水引の実がよくズボンにつき困った記憶があります。
種につて調べてみると、水引の実は痩果に属します。
広辞苑によれば痩果とは「植物の果実で、閉果の一種。小型で熟しても裂開せず1種子を持ち、全体が種子のように見える。」とあります。

水引の痩果は花被片に包まれて熟し、鉤状になった花柱が残り、これが動物の毛に絡み広範囲に広がるようです。

この小さな花を通して、種族保存のメカニズムを自然界の中で興味深く見ることができます。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月19日 10:06 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【秋唐松(アキカラマツ)】

nokaramatu00.jpg
 葉が薄くて美しい【秋唐松(アキカラマツ)】

秋唐松は、宇奈月温泉の山野の道端等に生えるキンポウゲ科の大型の多年草です。

山野のどこにでも生え、花は淡黄色で地味で目立たないので、ついつい見過ごしてしまいます。
しかし小葉は、唐松草特有の形で、端正で魅力的です。
萌黄色の薄い葉に照明をあてると優しく光を通し、実に美しく輝きます。

一緒に生ける花を、葉で引き立たせてくれる不思議な花です。

昔からセンブリの代用で胃腸薬として使われているようですが、キンポウゲ科の植物なのでアルカロイドを含んでいるため有毒植物となります。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月20日 13:40 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【天人草(テンニンソウ)】

tenninsou.jpg
 林の中に鬱蒼と生える【天人草】

天人草は、宇奈月温泉の山中の木陰に群生するシソ科の多年草です。
花は、淡黄色で茎頂に細長い花穂をつくって、密につきます。
4本のおしべと1本のめしべは花柱とともに長く、花外に付き出しブラシのような形です。

シソ科の植物としては大型で、穂状の蕾を天人に見立てて名前が付けられたようですが、天人には連想しがたい形です。
同じシソ科の見返り草と形がよく似ていますが、見返り草も見返るほど美しくはありません。

天人草と見返り草を理解するには、まだまだ自然と向き合う必要があります。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月21日 12:42 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【悪茄子(ワルナスビ)】

warunasubi.jpg
 硬い棘のある【悪茄子(ワルナスビ)】

悪茄子は、宇奈月温泉のスキー場に至る道端に生えているナス科のヨーロッパ原産の多年生帰化植物です。
地中に地下茎をのばして繁殖します。

茎に硬いとげがあり始末の悪い茄子なのでこの名前がついたとか。
近くには竹似草や鼻ひりの木等のあまり人に好まれない植物が多く目にします。

加えて葛や岩がらみなどが目立ち、山の荒廃が始まっています。
杉の木立が枝打ちされれば太陽の光が林内に届き、林が昔のように蘇ります。
杉林の中にも様々な植生がありますので、林の手入も重要になってきます。

山野草が楽しめる宿 延楽



 

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月22日 21:16 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【犬塔花(イヌトウバナ)】

inutoubana.jpg
 大型の山野草に隠れて可憐な花を咲かす【犬塔花(イヌトウバナ)】

犬塔花は、宇奈月温泉の山の木陰で、大型の山野草に隠れて普通に咲いているシソ科の多年草です。

茎の先に花穂を作り、輪生状に淡紫色をおびた、シソ科特有の唇形小花をつけます。

小花の色が淡すぎるのでついつい見落としてしまいそうです。
これとよく似たシソ科の花で踊子草があります。
いづれも茎が角ばっています。

このような可憐な小型の山野草を探すのも、楽しいものです。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月23日 22:49 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【赤花(アカバナ)】

akabana.jpg
 鮮やかに紅葉した草紅葉【赤花(アカバナ)】

赤花は、宇奈月温泉の日当たりのよい水湿地に生えるアカバナ科の可憐な多年草です。
茎は分枝し高さ20cmから70cmになり、茎の上部に7月から8月にかけて、淡紅紫色の可憐な小花をつけます。
花弁が4個あり、小さいながらも心に残る美しさは、それぞれの先端が浅く2裂になっているからです。

秋風が吹くようになると茎、葉、果実のすべてが赤紫色に紅葉するので赤花の名前がつきました。
鮮やかな草紅葉に白く見えるのは、果実のサヤがはじけ、白い毛のある実が飛び出してきたところです。

朝晩、冷え込んでくると草や低木の葉が紅葉してきます。
宇奈月温泉の山々の草紅葉が美しく映えるのも、もう間もなくです。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月24日 13:00 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【捩花(ネジバナ)】

nezibana.jpg
宇奈月温泉の林道沿いに生える【捩花(ネジバナ)】

捩花(ネジバナ)は、最近宇奈月温泉の林道沿いによく見かけるラン科の多年草です。
花は、茎の先にらせん状に捩じれた薄紅色の花穂を作り横向きに咲き、春先から9月頃まで見られます。
花穂が螺旋状に捩じれた状態から名前が付けられました。

小さな花をよく見ると、カトレアに似ているのでランの仲間だということがよくわかります。
上からこの螺旋を見ると、右回りと左回りがあります。
稀に白花の変種も見られます。

宇奈月温泉の林道が毎年整備されるようになりました。
特に、のり面補修工事はコンクリートの吹き付け工法から植物の種を吹き付けて緑化を図る工法が取入れられるようになりました。
その生育した植物の中に、捩花が多く見られるようになりました。

その他、宇奈月温泉の河川敷公園やゴルフ場の芝の中でよく見かけます。
どうもイネ科の植物と相性が合うようです。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月25日 16:22 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【野紺菊(ノコンギク)】

nokonngiku.jpg
 山道の木陰にひっそりと咲いている【野紺菊(ノコンギク)】

野紺菊は、宇奈月温泉の山道の路肩等でよく見かけるキク科の多年草です。
地下茎を出して増えます。

秋の野に咲く可憐な小菊で、紺色であるところから、この名前がついたようです。
春の若苗は食され、特に舌状花の濃い色のものは、紺菊と称され昔から観賞用に栽培されていました。
所によって葉の形や花の色が違い沢山の変種があるようです。

以前、標高1800mの黒部ダムの岩盤の割れ目に野紺菊が花を咲せているのを見たことがあります。
それは冷気の中で、実に美しく濃縮された紺色でした。
気温の日格差が大きいほど、色が濃くなるのかもしれません。

山野草が楽しめる宿 延楽



[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月29日 12:20 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【川緑(カワミドリ)】

kawamidori01.jpg
 薄紫の色が印象的な【川緑(カワミドリ)】

川緑は、宇奈月温泉の山の草地に生えるシソ科の多年草です。
茎はシソ科特有の方形で、全体に強い香気があります。

茎頂に花穂をつくり、淡紅紫色の花を密につけます。
古くから、花の咲くころに全草を刈り取り、乾燥させたものを風邪薬として使われていました。
このように薬草として使われる植物が、身近に意外と多くあります。

川緑は何本も数がまとまって集団で生えます。
秋の日差しを浴び、黒部の川風に揺れている薄紫の花が印象的でした。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年09月30日 13:28 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【御山竜胆(オヤマリンドウ)】

rindou.jpg
 崖淵にひっそり咲いている【御山竜胆(リンドウ)】

御山竜胆(オヤマリンドウ)は、宇奈月温泉の山野に生えるリンドウ科の多年草です。

低山では赤土の山の斜面で、適度に日が当る場所を好みます。
斜面ではやや下向きに茎が伸び、蕾から花になるに従って太陽に向かって茎頂が上に向きます。
花は日が当たると開き、夜や雨の日は閉じます。
竜胆の葉は、披針形で主脈がはっきりしているのが特徴です。

高山や亜高山では、茎が直立して花は小振りになり、葉は少し厚めになり主脈が白く目立つようになります。

根はまだ味わったことはないですが、茎は胆汁のように強烈に苦いところから竜胆(リュウタン)と名付けられたと聞きます。
この苦さを健胃薬として用いられたようです。

秋の高原には、松虫草とともになくてはならない山野草です。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2010年10月04日 16:32 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【かたくり】

katakuri11.jpg
万葉集に詠われた【かたくり】

今年は、残雪が多くて山野草の開花時期が1週間ほど遅れています。
温泉街近くの杉林で、例年だと連休には開花が終わってしまっている「かたくり」の花が、残雪多い深い谷間から吹き下ろす冷たい風に揺られ、ひっそりと咲いています。

かたくりは、ユリ科の植物で【堅香子の花】とも呼ばれ鱗茎から良質な片栗粉が取れます。
現在の片栗粉の原料は、ジャガイモが主です。

万葉集には『物部の 八十少女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花』と大伴家持が詠んでいます。

大伴家持が国司として5年間、越中に赴任していました。
越中の国衙が置かれていた場所は、現在の高岡市伏木古国府、浄土真宗本願寺派の古刹「雲龍山勝興寺」の境内です。

その古刹の北側に伏木神社があり、神社の西側に「万葉寺井の址」が残されています。

待ちわびた北国の春に思いを寄せる家持の目には、清水を汲みに井戸に集まる乙女たちの笑い声と、その乙女たちを象徴するように咲いている堅香子(かたくり)が重なって見えたのかもしれません。

山野草鑑賞ができる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年05月03日 10:33 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【越の小貝母(コシノコバイモ)】

kobaimo.jpg
春の訪れを告げる【越の小貝母(こしのこばいも)】

越の小貝母は、宇奈月の日陰の山の斜面に咲く、ユリ科の多年草です。早朝ウォークのコースの途中で、この時期には必ず見かけます。
この可憐な花を目にする度に、宇奈月の自然の豊かさに感動します。

越の小貝母は、北陸に多く分布する5cmから20cmぐらいの山野草で葉陰に下向きの目立たない花を付けます。
生け花用の大型の西洋貝母(ばいも)は同じ仲間で、最近身近なものとなりました。
それに比べると型が小さく、越前、越中、越後の越の国に多く見られるので【越の小貝母・コシノコバイモ】と呼ばれています。
ユリ科の植物なので採取さえしなければ地下茎で増えていきます。

この可憐な花は、立山や白馬周辺に見られる高山植物のクロユリに、一番近い植物で、学名のFritillariaはさいころを入れる筒の意味なので花の形から来ています。
海外でも花の形から命名される事がよくあります。

今年は残雪が多く、雪解けが始まった所から春の花が一斉に咲き始めます。

山野草が楽しめる宿 延楽



[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年05月04日 00:38 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【菊咲一華(キクザキイチゲ)】

itige.jpg
可憐に咲き誇る【菊咲一華】

菊咲一華(キクザキイチゲ)は、宇奈月の原野の雪が解けるとすぐに咲き始めるキンポウゲ科の多年草です。
菊花状の花をただ一輪つけるのでこの名前がつきました。

宇奈月では白や淡紫色の花が多く、まれに赤花もあります。
温かくなると花が開き、夜や雨の時は閉じています。
上部に三枚の苞葉が輪生し深く切れ込んだ葉には、キンポウゲ科の植物の特徴がでています。
多雪地の山地では普通に見られる可憐な花です。
新緑の林の中でもよく見かけます。

今年は、残雪が多いので早朝の風は、まだまだ冷たく感じます。
いよいよ春の山野草の開花が始まります。

山野草が楽しめる宿 延楽





[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年05月06日 08:32 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【虫狩(ムシカリ)】

musikari.jpg
林の中で清楚な白い花をつける【虫狩(ムシカリ)】

虫狩(ムシカリ)は、宇奈月温泉の林の中に多く見られるスイカズラ科の落葉低木です。
雨上がりの林の中で、清楚な白い花を咲かせていました。

ヤブデマリと同じく周りに大きい装飾化のある散房花序を、枝先につけます。花序とは花をつける茎の部分の総称や花の並び方をいいます。
散房とは花序の上の面が平らになったものをいいます。

葉は、虫に食われて穴のあいているものが多く、命名はそこからきていると思われます。
葉の形を亀の甲羅に見立て大亀の木とも言います。

秋には赤い実をつけ、虫食いの照り葉は、お茶会に好んで使われます。

山野草が楽しめる宿 延楽



 

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年05月22日 17:31 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【羽団扇楓(ハウチワカエデ)】

hautiwakaede.jpg
赤い花をつけた【羽団扇楓(ハウチワカエデ)】

羽団扇楓(ハウチワカエデ)は、宇奈月温泉の山の斜面や谷間に生えるカエデ科の落葉高木です。大きいもので高さが12mにもなります。

葉の形が、天狗が持っている団扇に似ているところから名付けられました。新緑の若葉と深紅の花は瑞々しく輝き、生命力の息吹を感じさせてくれます。
秋は紅に葉が染まり、黒部峡谷の艶やかさを一層深めてくれます。

花、若葉、紅葉とも美しいので「名月楓」とも呼ばれています。

黒部の山々には多くの楓の種類が見られます。

楓とは似ても似つかぬ葉の一葉楓、薄緑の花の板屋楓、樹が緑色の瓜肌楓、小型の小羽団扇楓、葉の切れ込みの深い、いろは紅葉、少し切れ込みの浅い山紅葉、葉が大きくて切れ込みの浅い大紅葉、等等まだまだあります。

誰しもが黒部峡谷の紅葉に魅了されるのは、楓の種類の多さかもしれません。

山野草が楽しめる宿 延楽



 

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年05月23日 15:09 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【二人静(フタリシズカ)】

hutarisizuka.jpg
林の中にひっそりと咲く【二人静(フタリシズカ)】

二人静は、宇奈月温泉の林の中でひっそりと咲いているセンリョウ科の多年草です。

地下の根茎から多くの根を出し、茎は直立し茎頂から2本の花穂の先に米粒のような白い花をつけます。
稀に花穂が3本、4本の物があります。

5月の初めに咲く一人静は、白いブラシ状の花穂が1本で葉が輪生なので容易に見分けがつきます。

花の取り合わせでは、群青の都忘が不思議と合います。
義経を追って都を落ちのびた静御前の清楚な舞がイメージできます。

山野草が楽しめる宿 延楽



 

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年06月12日 17:39 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【矢車草(ヤグルマソウ)】

yagurumasou.jpg
大形ゆえ、ひときわ目立つ【矢車草(ヤグルマソウ)】

矢車草は、宇奈月温泉の深山に自生するユキニシタ科の大形の多年草です。
高さが1m近くになるのでひときわ目立ちます。

甘い香りのするクリーム色の花は、多くに虫たちを誘います。
大きな葉の形が矢車に似ているのでこの名前が付けられました。

園芸品種の矢車草は、キク科の植物でく種類が全く違います。
鮮やかな色の花弁の並び方が矢車に似ているので、同様の名前が付けられました。

矢車草の大きな葉に、大形の芍薬の花がよく合います。
今回は、大きな古銅の花入れを使いました。

山野草が楽しめる宿 延楽



[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年06月13日 17:49 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【笹百合(ササユリ)】

sasayuri.jpg
甘い香りを漂わす薄紅色の【笹百合(ササユリ)】

薄紅色の清楚な笹百合は、宇奈月温泉の山地の草原に自生するユリ科の多年草です。

山道を歩いていると、甘い独特な香りが漂ってくるので、容易に花を見つけることができます。
葉は披針形で細長く、葉脈がはっきりしていて笹の葉に似ているところからこの名前がつきました。

栽培が困難で、平地に地下植えしてもすぐに絶えます。
切り花用に根元から切ると絶えていきますので、画像で捉えるのが最良かもしれません。

笹百合が咲き始めると、梅雨がすぐそこまでやってきています。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年06月24日 23:04 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【燕万年青(ツバメオモト)】

tubameomoto.jpg
登山道沿いに見られる【燕万年青(ツバメオモト)】

燕万年青(ツバメオモト)は宇奈月温泉の亜高山帯の樹林帯でよく見かけるユリ科の多年草です。

葉は楕円形で厚みがあり根生しているので、万年青によく似ています。花は燕に見立ててこの名前がついたようです。

当地の物は、花の数を多くつけ、落ち葉の多い所を好みます。
純白で清楚な容姿は山野草の中では、貴賓随一だと思っております。

夏の終わりに濃紺の実をつけます。

いよいよ夏山のシーズン到来です。

山野草が楽しめる宿 延楽



[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年07月05日 19:20 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【舞鶴草(マイヅルソウ)】

maidurusou.jpg
朝露に濡れた【舞鶴草(マイヅルソウ)】

宇奈月温泉の標高1000m地点の深い谷には、梅雨明けだというのにまだ雪が残っています。
雪渓の雪が解けて、土が見えるようになるとそこには夏でも、春の花が咲き始めます。

その木立の下には、純白の可憐な花が群落を作ります。
舞鶴草もその一角を占めます。
舞鶴草は涼しい樹林内に生えるユリ科の多年草です。

葉は見事なハート型で互生し、花は茎の先端に総状花序につけます。
葉の脈の曲がり具合が、鶴が羽を広げ求愛の舞をしている様子に見立てつけられたようです。

秋には小さな丸い赤い実をつけます。
北海道で見かけるのは、小形の同種の姫舞鶴草です。

可憐な花を眺めながらの山歩きは、宇奈月のお勧めです。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年07月10日 16:03 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【七竃(ナナカマド)】

nanakamado.jpg
秋には真っ赤に紅葉する【七竃(ナナカマド)】

七竃(ナナカマド)は宇奈月温泉の僧ヶ岳登山道沿いによく見かける落葉小高木です。
初夏には新しい枝の先に大きな複散房花序をつけ、花は5弁の白い花で、朝もやの中で際立っています。

秋には葉が真っ赤に紅葉し、葉が落ちた後の赤い実はルビーのように美しく輝きます。

材は堅く、七回竃に入れても燃え切らないところから、あるいは炭を作るの竃で7日間も焼かなければならないところから命名されたようです。

神社では燃えにくいところから、落雷除けの神木として植えられました。

宇奈月温泉では、街路樹として植えられています。
秋には実を啄みに、鳥たちがやってきます。
以前、函館山直下の電車通りで見た大きな七竃の街路樹は見事でした。

山野草が楽しめる宿 延楽



[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年07月17日 14:20 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【糊空木(ノリウツギ)】

noriutugi00.jpg
アイジサイ属の落葉低木【糊空木(ノリウツギ)】

糊空木(ノリウツギ)は、宇奈月の山野に多く見られるユキノシタ科、アジサイ属の落葉低木でよく分枝します。

古来、樹液を和紙をすく際の糊に使ったのと、空木に似ているところからこの名前がつきました。別名ノリノキともいいます。

宇奈月温泉の日当たりのいい登山道でよく見かけ、高さが2m以上になるので雨に濡れた白い装飾花がひときわ目立ちます。
稀に赤みを帯びるものもあります。

白色の小さな両性花に、ハナカミキリやハナムグリ等の訪花性の昆虫が多く集まります。
この時期に咲く、鳥足升麻も多くの昆虫を集めます。

たっぷりと水が注がれた大きな花器に、大胆に生けます。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年08月13日 17:21 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【鵯花(「ヒヨドリバナ)】

hiyodoribana.jpg
登山道脇でよく見かける【鵯花(ヒヨドリバナ)】

鵯花(ヒヨドリバナ)は、宇奈月の山野などに普通に生えるキク科の多年草です。

花は白い小さな筒状花が多数集まって散房状にさかせます。
秋の七草のフジバカマと同じ仲間です。
茎の高さは大きいもので2mにもなり、その表皮には紫色の細点があり少しざらつき、先端近くでは多くの分岐が見られます。
葉も輪生で、ざらざらしています。

鵯の鳴くころに開花するのでこの名前がつきました。
鵯花は、開花の状態より蕾の状態の方が美しく見えます。

これとよく似た沢鵯(サワヒヨドリ)も開花し始めました。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年08月14日 10:40 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【昼顔(ヒルガオ)】

hirugao.jpg
宇奈月温泉スノーパークに咲いている【昼顔(ヒルガオ)】

昼顔(ヒルガオ)は宇奈月温泉スノーパークや、そこに至る道端に多く見られるヒルガオ科の多年草です。

蔓性なので他の草や低木に絡みついて伸び、漏斗状の淡紅色花を咲かせます。
その貴賓ある整った形と色合いからフランスでは「日中の美女」と称され、ジョゼフ・ケッセルの小説の題材にもなり映画化されました。
あのカトリーヌ・ドノーブ主演の「昼顔」です。

名前の通り、夏の強い日差しの中でも日中に花開します。
宇奈月温泉スノーパークでは、ススキやヨモギに絡みついて伸びています。

道端に咲いている金水引や芒などを取り合わせ、加茂川籠を用いて去りゆく夏を楽しみたいものです。

山野草が楽しめる宿 延楽



[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年08月15日 08:52 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【竹煮草(タケニグサ)】

takenigusa.jpg
切れ込みの深い大きな葉が特徴の【竹煮草(タケニグサ)】

宇奈月温泉の日当たりのよい荒れ地に生え、高さ1mから2mにのもなるケシ科の大形多年草です。

名前の由来は、竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなり細工しやすくなるところからだそうです。

茎頂に白い小花を多数つけた円錐花序を作り、白色の2枚の蕚片(がくへん)は開花時に落下します。

葉は掌状に深く切れ込んだ広卵形で裏面は毛が密生し白くなっており、葉柄があります。
茎を切ると有毒の黄色の乳液が出てきます。
この有毒成分はプロトビンなどのアルカイロイドで皮膚の炎症などを引きおこします。外用として皮膚病等に効き目があります。

山が荒れはじめると竹煮草(タケニグサ)が増えるようです。

富山近代美術館に菱田春草の「武蔵野」という題材の作品があります。
背景に薄墨の富士と前面に大形の植物が描いてあります。竹煮草です。特に掌状に深く切れ込んだ大きな葉が墨濃淡で描かれています。

大形の竹煮草と大きな葉が、春草の筆を走らせたのかもしれません。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年08月16日 09:24 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【髪剃菜(コウゾリナ)】

kouzorina.jpg
宇奈月の山野の道端に咲いている【髪剃菜(コウゾリナ)】

髪剃菜(コウゾリナ)は、宇奈月の山野の道端で見かけるキク科の越年草です。
僧ヶ岳登山道沿いの日当たりの良い斜面でよく見かけます。

花は、6月から10月にかけて比較的長い間見ることができ、枝の先に黄色の舌状花ばかりからなる頭花をつけます。
全体に粗毛に覆われて触るとざらつき、この硬い毛を髪剃りにたとえて名前が付けられたようです。

黄色の花は丹波徳利に良く合います。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年09月17日 22:51 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【大蟹蝙蝠(オオカニコウモリ)】

kanikoumori.jpg
葉と花の形が面白い【大蟹蝙蝠(オオカニコウモリ】

大蟹蝙蝠(オオカニコウモリ)は、宇奈月の山地のやや湿り気のある落葉樹林下のほの暗い所に生えるキク科の多年草です。

茎は濃い紫色になり、稲妻形に屈折しているものが多く、花期は8月から10月で地味で目立たない花です。

花の形が面白く、茎頂にやや散房状に白色の細長い花頭をつけます。
コウモリソウの仲間で、葉の形が蟹の甲羅に似ているので蟹蝙蝠と呼ばれています。

大蟹蝙蝠は蟹蝙蝠より葉が大きくて厚味があり、長い葉柄を持って茎に互生しています。
蟹蝙蝠は花のつき方が下向きに対し、大蟹蝙蝠は上向きが多いようです。

山野草の名前は、葉の形で命名されるもが数多くあります。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年09月18日 11:45 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【亜米利加栴檀草(アメリカセンダングサ)】

amerikasendansou.jpg
宇奈月の野山に帰化した【亜米利加栴檀草(アメリカセンダングサ)】

亜米利加栴檀草(アメリカセンダングサ)は、北アメリカが原産で宇奈月の山野に帰化したキク科の1年草です。

宇奈月の林道沿いに繁茂し、毎年増えているように思えます。
種子は扁平で先端に棘がありこれに反しがついているので動物の毛や衣服に良くつきます。
これによって広く散布されます。
子供のころに花を衣服につけて遊んだ記憶があります。

和名は、葉が栴檀に似ているところからつけられたようです。

黒部川下流の堤防の則面にコセンダングサが見られます。
帰化植物が静かに増えています。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年09月19日 07:34 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【花蓼(ハナタデ)】

hanatade.jpg
宇奈月の原野一面に咲き誇る【花蓼(ハナタデ)】

花蓼(ハナタデ)は、宇奈月の林道沿いに多く見られるタデ科の一年草です。
タデ科の中では、桜蓼(サクラタデ)と共に花が最も可憐で美しい野草です。

茎は分岐が旺盛でその分花が多く付き、緑のシルクに桜色のビーズをちりばめたようです。

宇奈月の原野で秋風に花穂をゆらしながらひっそりと咲いている花蓼は、歩き疲れた体を癒してくれます。

普段見慣れている風景の中にも、自然の魅力が沢山隠されています。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年09月21日 08:10 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【犬蓼(イヌタデ)】

inudate.jpg
宇奈月温泉の道端に咲く【犬蓼(イヌタデ)】

犬蓼(イヌタデ)は、宇奈月温泉の山道の淵や原野などに普通に見られるタデ科の多年草です。
花や蕾が赤飯のように見えるところから、別名赤マンマで親しまれています。

犬蓼のように、花の蕚と花冠との区別が形式的にない場合、両者を合わせて花被といいます。

「蓼食う虫も好き好き」の諺にある蓼は、黒部川の河原に見られる柳蓼のことで、葉に辛味があります。犬蓼と違います。
柳蓼の若葉は鮎釣りの帰りに摘み、鮎の塩焼きに欠かない蓼酢に使います。

それぞれの蓼の違いを観察するのも、面白いものです。

山野草が楽しめる宿 延楽



 

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年09月22日 17:39 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【黒花引起し(クロバナヒキオコシ)】

kurobanahikiokosi.jpg
小さな花がちりばめられた【黒花引起し(クロバナヒキオコシ)】

黒花引起し(クロバナヒキオコシ)は、宇奈月の林道沿いの草地に生えるシソ科の多年草です。
日本海側に多く分布し日本の固有種です。

茎頂に円錐花序を作り5mm程の小花をたくさんつけます。
花はあまり目立ちませんが色が黒に近い濃紺なので、自然の中では珍しい色です。
茎は直立し、シソ科特有の方形で、高いもので1m50cmになります。

引起しは、強烈な苦みがあり、弘法大師が瀕死の重病人に飲ませたら起きあがったという伝説から命名され、別名を延命草ともいいます。

引起しの仲間には、黒花、亀葉、白山亀葉等の種類があります。

信楽の器に、これから咲く晒菜升麻(サラシナショウマ)や唐糸草(カライトソウ)等と一緒に活けると風情があります。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年09月23日 17:29 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【犬香需(イヌコウジュ)】

inukouju.jpg
宇奈月の山道の縁にひっそりと咲くき【犬香需(イヌコウジュ)】

【犬香需(イヌコウジュ)】は、宇奈月の山道の縁にひっそりと咲いているシソ科の多年草です。
茎はシソ科の特有の方形で、直立して分岐し細毛があります。

姫紫蘇(ヒメジソ)とよく似ていますが、葉の形がやや違います。
茎頂に花穂を出し、淡紫色で小形の唇形花をたくさんつけます。

秋の野山には、あまり目立たない小さな花が多く見られます。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年09月24日 11:43 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【薙刀香需(ナギナタコウジュ)】

naginatakouju.jpg
香りの強い【薙刀香需(ナギナタコウジュ)】

薙刀香需(ナギナタコウジュ)は、宇奈月温泉の山地の林縁や道端の草地に生えるシソ科の一年草です。
茎はシソ科特有の方形で直立し、分岐が旺盛でまばらに軟毛があります。

秋風が吹くと茎や枝の先に偏側性の薄紫の花穂をつけます。
花穂は薙刀状に少し曲がっているので、犬香需(イヌコウジュ)や川緑(カワミドリ)等と容易に見分けがつきます。

和名はこの形からきています。

花穂に触れるとに香気があり、全草を乾燥させて煎じると利尿、解熱に効き目があるといわれています。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年09月27日 20:22 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【溝酸漿(ミゾホウズキ)】

mizosoba.jpg
沢筋にひっそりと咲く【溝酸漿(ミゾホウズキ)】

溝酸漿(ミゾホウズキ)は、宇奈月の沢筋などの湿地に咲くゴマノハグサ科の多年草です。
主に8月頃に多く見られ、秋口に見れるのは稀です。

花は黄色で形が筒状になっているのが特徴です。
果実が袋状の蕚に包まれて、酸漿(ホウズキ)に似ているところから、この名前がついたようです。

備前焼の一輪ざしが良く合います。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年10月06日 19:42 | トラックバック (0)

早朝ウォークで見つけた山野草【現の証拠(ゲンノショウコ)】

gennosyouko.jpg
宇奈月の林道の道端にひっそりと咲く【現の証拠(ゲンノショウコ)】

現の証拠(ゲンノショウコ)は、宇奈月の山道の縁に自生するフウロソウ科の多年草です。

茎は地面を這うように伸び、葉柄をもった葉が対生につきます。
夏から秋にかけて葉腋から花柄が伸び、茎頂は2裂し白色の可憐な花をつけます。

西日本は赤花、東日本、北日本は白花が多いと聞きました。
岡山県あたりが分岐になっているようです。興味深い話ですね。

夏に陰干しにした茎葉を煎じて飲むと、薬効がすぐ現れるのでこの名前が用いられ、医薬品として認定されています。別名「医者いらず」ともよばれています。
下痢止めや健胃整腸薬となります。

取り合わせは、金水引が合います。

秋の野山には、目立たない小花が意外と多いですね。

山野草が楽しめる宿 延楽

[ 宇奈月の山野草 ]

投稿者 enraku : 2011年10月07日 17:51 | トラックバック (0)