<< 早朝ウォークで見つけた山野草【溝蕎麦(ミゾソバ)】 |
メイン
| 早朝ウォークで見つけた山野草【越の小貝母(コシノコバイモ)】 >>

万葉集に詠われた【かたくり】
|
今年は、残雪が多くて山野草の開花時期が1週間ほど遅れています。
温泉街近くの杉林で、例年だと連休には開花が終わってしまっている「かたくり」の花が、残雪多い深い谷間から吹き下ろす冷たい風に揺られ、ひっそりと咲いています。
かたくりは、ユリ科の植物で【堅香子の花】とも呼ばれ鱗茎から良質な片栗粉が取れます。
現在の片栗粉の原料は、ジャガイモが主です。
万葉集には『物部の 八十少女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花』と大伴家持が詠んでいます。
大伴家持が国司として5年間、越中に赴任していました。
越中の国衙が置かれていた場所は、現在の高岡市伏木古国府、浄土真宗本願寺派の古刹「雲龍山勝興寺」の境内です。
その古刹の北側に伏木神社があり、神社の西側に「万葉寺井の址」が残されています。
待ちわびた北国の春に思いを寄せる家持の目には、清水を汲みに井戸に集まる乙女たちの笑い声と、その乙女たちを象徴するように咲いている堅香子(かたくり)が重なって見えたのかもしれません。
山野草鑑賞ができる宿 延楽
|
[ 宇奈月の山野草 ]
投稿者 enraku : 2011年05月03日 10:33
このエントリーのトラックバックURL:
http://aruji.enraku.com/mt/mt-tb.cgi/162