蟋蟀在戸(きりぎりす とにあり)

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akikusa
<「秋草の図」塩崎逸陵>

10月18日から七十二侯は「蟋蟀在戸(きりぎりす、とにあり)」で、二十四節気「寒露」の末侯にあたる。

季節は晩秋、冬がそこまでやってきているので、蟋蟀(きりぎりす)が戸口で鳴く頃という意味。

部屋の室礼も秋草の掛け軸から紅葉物に架け替える時期である。

一雨ごとに秋の深まりが感じられ、黒部の山々の稜線は紅に染まりつつある。

黒部の流れは増々清くなり、サケの遡上が始まる。

サクラマスは皐月の頃に遡上が終わり、今は黒部の川の深い淵に潜んで、支流へ移動する頃合いを探っている。

そろそろ黒部奥山の初冠雪の便りが届く頃だ。

今日は、塩﨑逸陵画伯の秋草の軸の前で名残惜しんで杯を傾ける。

塩﨑逸陵は、富山県高岡市出身の日本画家で東京美術学校(今の藝大)に学び、川端玉章、寺崎広業に師事する。

気品あふれる花鳥図や人物画を描き色使いが美しい。

作品創作のため延楽でたびたび逗留したようだ。

カテゴリー: 黒部観光   パーマリンク