禾乃登(こくのもの すなわちみのる)

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<鏡町の輪踊り>

9月2日から七十二侯は「禾乃登(こくのもの、すなわちみのる)」で二十四節気の処暑の末侯にあたる。

禾の文字は、植物の穂の形からできており豊かな実りを象徴する。

稲穂が膨らんで黄金色になる頃という意味。

越中八尾のおわら風の盆は9月3日で終了。

今年は雨にも遭わずおわら情緒を十分に味わうことができた。

9月1日から3日間で、昨年より5万人下回ったが21万人のお客様が坂の町に押しかる。

おわらの深みのある叙情性が訪れる人々の心を打つ。

新作おわらの代表作は小杉放庵が詠んだ「八尾四季」である。

今年も放庵の出身地日光から小杉放庵研究舎のメンバーが最終日に訪れる。

<八尾四季>
ゆらぐつり橋手に手をとりて
 渡る井田川 オワラ 春の風
富山あたりかあの灯火は
 飛んでゆきたや オワラ 灯とり虫
八尾坂道わかれてくれば
露か時雨か オワラ はらはらと
若しや来るかと窓押しあけて
 見れば立山 オワラ 雪ばかり

昭和3年に川崎順二に招かれて詠った歌である。

その前後に必ず延楽で長逗留された。

延楽には小杉放庵の足跡が数多く残っている。

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