鷹乃学習(たか、すなわちわざをならう)

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kurobegawa08
<峡谷の風が涼をよぶ>

7月17日から七十二侯は、「鷹乃学習(たか、すなわちわざをならう)」で二十四節気「小暑」の末侯にあたる。

春に生まれた鷹の幼鳥が、飛び方を覚える時期で、巣立ちの準備をする頃という意味。

鷹は、古くから獲物を捕るための道具として大切にされてきた猛禽類である。

鷹狩りは、四千年前に中央アジアの平原で始まり、日本へは四世紀半ばに朝鮮半島を経て伝わって来たと言われる。

先日の地元紙によると、徳川家康が鷹狩りを好み、鷹術は一種の礼法と見なされた。

家康が好んだ「祢津流」は全国の武家の間に広まった。

加賀藩、富山藩にはこの流れを汲む「依田家」が鷹匠として抱えられ、文武二道を旨とする前田家で鷹匠文化として継承されていった。

武家にとって鷹狩りは、領内視察のほか軍事演習の意味合いもあったので、武芸奨励として受け継がれた。

黒部の奥山は加賀藩の直轄地で、黒部奥山廻役が定期的に調査に入る。

この時も鷹や犬鷲の飛ぶ様で、位置確認や気象予測の参考にしたという。

いよいよ黒部の空に鷹が高く舞う、盛夏の訪れである。

カテゴリー: 黒部観光   パーマリンク