4月5日から二十四節気は「清明」に入る。
清明とは「清浄明潔」の略で「万物発して清浄明潔なればこの芽は何れの草としれる也」と江戸時代に出版された暦の解説書である「暦便覧」に記述されている。
まさに万物がすがすがしく明るく輝くころである。
七十二侯は「玄鳥至(つばめ、きたる)」で二十四節気「清明」の初侯。
燕が南の国から海を渡ってやって来る頃と言う意味。
まもなく宇奈月では岩燕の飛行が見られる。
岩燕は小型の燕で尾羽の切り込みが浅く、日本には繁殖のために飛来して、温泉街から山地にかけて集団で営巣する。
雪が解け始めた山路では、萌木が輝いて春を謳歌している。
「延楽・早朝ウォーク」は春の盛りを五感で感じさせてくれる。