月別アーカイブ: 6月 2018

梅子黄(うめのみ、きばむ)

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6月16日から七十二侯は「梅子黄(うめのみ、きばむ)」で二十四節気「芒種」の末侯にあたる。

梅の実が熟して黄ばむ頃という意味。

梅が黄ばんでくると梅干を作るための収穫となる。

いよいよ梅雨本番。

延楽の刺身ダレの一つに「煎り酒」がある。

梅干しの塩梅と特製出汁を併せてつくる。

地元の富山湾で獲れる真鯛、平目、のど黒、細魚(サヨリ)、太刀魚などの白身魚の刺身に合う。

本山葵を少々付けて食すと、白身魚の繊細な味わいが口に中に広がる。

醤油が登場する以前に刺身ダレとして使われた。

地酒との相性も良い。

延楽自家製「煎り酒」は、売店の人気商品で、刺身以外にもドレッシングや鍋物等にも幅広く使える。

延楽の秘伝の味でもある。

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腐草為蛍(くされたるくさ、ほたるとなる)

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<山野草が鑑賞できる宇奈月公園>

6月11日から七十二侯は「腐草為蛍(くされたるくさ、ほたるとなる)」で「芒種」の次侯にあたる。

草が枯れ、腐って蛍になるという意味。

出典は中国古典の菜根譚や江戸時代の歳時記である改正月令博物筌。

蛍は土の中でサナギになり地上で羽化するので、草が朽ちて蛍になると考えられた。

蛍の異名として「朽草(クチクサ)」とも呼ばれる。

梅雨を迎える頃、宇奈月公園では湿った水辺の草叢からゲンジボタルが飛び交うのが鑑賞できるのも間近である。

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螳螂生(かまきり、しょうず)

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<可憐に咲く蛍袋・虫が雨宿りに使う>

6月6日から二十四節気は「芒種」。

芒(ボウ)とは、稲や麦などのイネ科の小穂を構成する頴(えい)の先端にある針状の突起のこと。

芒種とは、芒を持つ植物の種を蒔く時期と言う意味。

七十二侯は「螳螂生(かまきり、しょうず)」で二十四節気「芒種」の初侯にあたる。

昨年の秋に草の茎や小枝に生み付けられた螳螂の卵囊が、孵化して幼虫になる頃という意味。

この頃から梅の実が黄色く熟してくる。

いよいよ梅雨入りで、中国地方では昨日から入梅。

宇奈月の山路には山紫陽花が色付き始める。

日本海側特有の蝦夷系の種類が多い。

装飾花は未だ色が薄いが、これから一雨毎に濃くなり艶やかになる。

周りには岩絡、鳥足升麻、山路虎の尾、蛍袋、矢車草等々が白色の彩りを呈してくれる。

初夏の野山の散策の楽しみでもある。

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麦秋至(むぎのとき、いたる)

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5月31日から七十二侯は「麦秋至(むぎのとき、いたる)」で二十四節気「小満」の末侯。

黄金色に色づいた麦の穂が実る頃という意味。

黒部川扇状地の田んぼでは満面の水が湛えられ、苗が整然と植えられている。

一部の田んぼでは麦の穂が実り刈り取りが始まろうとしている。

麦の実りの季節を「麦の秋、麦秋」と呼ぶ。

麦秋は梅雨入り前の一瞬の輝きである。

この地で栽培される麦は、二条大麦で上品な酵母の香り高い宇奈月ビールの原料となる。

一方黒部の山々の緑は、次第に色味を増して濃淡のグラデーションをみ見せてくれる。

この時期の雨は翠雨、緑雨、青雨などと色で表現される。6月1日は衣替えで、旅館の室礼もいよいよ夏へと近づく。

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