月別アーカイブ: 4月 2018

牡丹華(ぼたん、はなさく)

torokko08
<黒薙・後曳橋を渡るトロッコ電車>

4月30日から七十二侯は「牡丹華(ぼたん、はなさく)」で二十四節気「穀雨」の末侯にあたる。

百花の王である牡丹が大きな花を咲かせる頃という意味。

牡丹は、俳句では夏の季語。

春の終わりを惜しむように咲き、夏への橋渡しをしてくれる。

宇奈月では山から吹き下ろす朝風は肌寒く、残雪の多い山肌と麓の新緑が美しいコントラストを作り出す。

雪が解けた宇奈月の原野にはカタクリやキケマンソウの群生が現れ、春の光を浴びて一斉に開花し、鶯の声が心地よく響く。

5月1日から黒部峡谷鉄道は鐘釣まで延伸部分運転。

5月2日は、立春から数えて88日目の夏も近づく八十八夜である。

5月5日から立夏に入り、黒部峡谷鉄道は例年より遅れて全線開通する。

夏がすぐそこまでやってきている。

カテゴリー: 黒部観光 |

霜止出苗(しもやみて、なえいずる)

hakuba09

4月25日から七十二侯は「霜止出苗(しもやみて、なえいずる)」で二十四気「穀雨」の次侯にあたる。

朝晩の厳しい冷え込みは緩み、霜が降りなくなる頃という意味。

この侯を迎えると農家では田植えの準備に取りかかり、田に水を張る。

満面の水面には、雪を纏った黒部の山々と新緑の里山が美しく映り込む。

山居村の屋敷はまるで浮城のように見える。

宇奈月の里の山野草は、柔らかな春の光に誘われ開花する。

春の風物詩を愛でながら行く延楽館主との早朝ウォーク。

爽やかな宇奈月の風を感じながら出かける朝の1時間。

萌葱色の山の色合いに心が癒される。

カテゴリー: 黒部観光 |

葭始生(あし、はじめてしょうず)

torokko13
<木々の芽吹きも始まったばかりの新山彦鉄橋>

4月20日から二十四節気は穀雨に入る。

春雨が百穀を潤す事から名付けられ、種まきや田植えの準備の目安となる。

変わりやすい春の天気もこの頃から安定し日差しも強まってくる。

七十二侯は「葭始生(あし、はじめてしょうず)」で「穀雨」の初侯にあたる。

水辺の葭が芽吹き始める頃という意味。

春の雨は花が咲くことうながす雨という言う意味で「催花雨」と言われることもある。

冬期間運休していた黒部峡谷鉄道は、4月20日、宇奈月・笹平(7km)で今期の営業運転を始めた。

5月1日から鐘釣(14.3km)まで、5月5日から終点の欅平(20.1km)までの全線開通となる。

これから日一日と、雪を纏った黒部の山々と新緑が美しくなる良い季節である。

カテゴリー: 黒部観光 |

虹始見(にじ、はじめてあらわる)

yukikabe06
<雪の大谷ウォーク>

4月15日から七十二侯は「虹始見(にじ、はじめてあらわる)」で二十四節気「清明」の末侯。

萌える山野を背景に驟雨一過、虹が出始める頃という意味。

夏の虹に比べると幻想的で、淡くたちまち消えてなくなるのである。

立山黒部アルペンルートは、本日全線開通。一番のハイライトは雪の大谷で今年の雪壁は17mに達する。

立山黒部アルペンルートは富山県立山町の立山駅と長野県大町市の扇沢駅とを結ぶ交通路で、総延長37.2kmの国際的にも大規模な山岳観光ルート。

ほとんどが中部山岳国立公園内である。

この時期は雪を求る海外のお客様で賑わう。

雪に覆われた北アルプスの名座達は神々しく映る。

カテゴリー: 黒部観光 |

鴻雁北(こうがん、かえる)

SONY DSC

4月10日から七十二侯は「鴻雁北(こうがん、かえる)」で二十四節気「清明」の次侯。

日本で冬を過ごした雁が、列をなして北へと帰って行く頃という意味。

寒露の初侯(10月8日)は「鴻雁来(こうがん、きたる)」なのでそれまでのお別れである。

清明の初侯は「玄鳥至(つばめ、きたる)」なので燕と雁が入れ替わる頃である。

宇奈月温泉街周辺の山々では陽当たりのいい斜面は雪が解け山菜が顔を出す頃となる。

渦巻き状の新芽で独特の香りのコゴミ。

野の香りの強いミツバ。

独特のぬめりが楽しめるオオバギボウシの新芽はウルイと呼ばれる。

宇奈月スノーパークの滑降斜面一面に広がるイタドリの新芽。

大地に棒を差したようだ。

取り出すと夢中になるワラビ。

特に今が旬のホタルイカのボイルには山菜と酢味噌がよく合う。

内臓がしっかり入って膨らんでいるのが旨い。

カテゴリー: 黒部観光 |

玄鳥至(つばめ、きたる)

kibusi
<出葉前に開花する木五倍子(キブシ)>

4月5日から二十四節気は「清明」に入る。

清明とは「清浄明潔」の略で「万物発して清浄明潔なればこの芽は何れの草としれる也」と江戸時代に出版された暦の解説書である「暦便覧」に記述されている。

まさに万物がすがすがしく明るく輝くころである。

七十二侯は「玄鳥至(つばめ、きたる)」で二十四節気「清明」の初侯。

燕が南の国から海を渡ってやって来る頃と言う意味。

まもなく宇奈月では岩燕の飛行が見られる。

岩燕は小型の燕で尾羽の切り込みが浅く、日本には繁殖のために飛来して、温泉街から山地にかけて集団で営巣する。

雪が解け始めた山路では、萌木が輝いて春を謳歌している。

「延楽・早朝ウォーク」は春の盛りを五感で感じさせてくれる。

カテゴリー: 黒部観光 |

雷乃発生(かみなり、すなわちこえをはっす)

iwautiwa
<岩肌に咲く岩団扇>

3月31日から七十二侯は「雷乃発生(かみなり、すなわちこえをはっす)」で二十四節気「春分」の末侯。

不安定な春の空に雷が鳴り始める頃と言う意味。

春の雷は、恵みの雨を呼ぶ兆しとして人々が待ち望んだ。

富山市内を流れる松川べりの桜は満開となり、夜とのもなれば夜桜の下、花見で盛り上がる。

今年の3月下旬は平年より暖かい日が続き開花が早まった。

宇奈月の桜は三分咲き。

宇奈月の雪が残った山道を歩くと、木々の芽吹きや山野草を楽しむ事ができる。

雪が解け始めた広葉樹林帯や林道沿いの岩肌に、可憐な花を咲かせているのは岩団扇(イワウチワ)。

イワウメ科の多年草で日本の固有種である。

宇奈月町では町花として親しまれ、待ちわびた春の象徴でもある。

和名の由来は、葉が団扇の形状であるところから来ている。

延楽・早朝ウォークに参加すると様々な山野草が楽しめる。

カテゴリー: 黒部観光 |