月別アーカイブ: 6月 2017

菖蒲華(あやめ、はなさく)

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6月26日から七十二侯は、「菖蒲華(あやめ、はなさく)」二十四節気、夏至の次侯。

菖蒲の花が咲く頃という意味。

菖蒲は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読める。

あやめ(菖蒲)は梅雨の到来を告げる花として親しまれている。

外花被のつけ根にある網目模様は、ハナショウブやカキツバタとの判別方法になる。

宇奈月温泉周辺では6月の初めに開花時期を迎え、今は結実となっている。

冷たい清水が流れる宇奈月公園では、これから蛍の乱舞が楽しめる。

一方、立山黒部アルペンルートの黒部ダムでは今日(6月26日)から観光放水が始まる。

高さ186mの壁から毎秒7.5トンずつ合計15トンの水が豪音と共に吹き出し、黒部川に落下する。

10月15日まで毎日実施される。

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乃草枯(なつかれくさ、かるる)

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<宇奈月の草地で地生する夏枯草(うつぼ草)>

6月21日から二十四節気は夏至。

1年の内で最も日が長く、夜が短くなる頃。

これから盛夏に向けて日に日に暑さが増し、本格的な夏到来となる。

だが今は梅雨のまっただ中で雨の日も多く続く。

七十二侯は「乃草枯(なつかれくさ、かるる)」で夏至の初侯。

乃東(なつかれくさ)とは、漢方薬に用いられる夏枯草の古名で、シソ科の多年草の靫草(ウツボグサ)。

宇奈月の草地でよく見かける。

花穗だけが枯れて黒ずんだ色になるところから夏枯草。

冬至の初侯は「乃草生(なつかれくさ、しょうず)」で、丁度半年前である。

二十四節気、七十二侯は、季節を細やかに感じて表す日本の暦である。

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梅子黄(うめのみ、きばむ)

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6月16日から七十二侯は、梅子黄(うめのみ、きばむ)で二十四節気は芒種の末侯。

梅の実が熟して黄ばむ頃という意味。

梅が黄ばんでくると梅干を作るための収穫となる。

これからは、雨の多い時期で梅も雨に濡れ完熟し、梅の雨と書いて梅雨(つゆ)となる。

延楽では梅干しの塩梅と特製出汁で「煎り酒」を作り、白身魚のお造りに合わせる。

醤油ができる前までは、刺身ダレとして使われていた。

山葵と合わせると白身魚の旨みが冴え渡る。

地酒ととても相性が良く、売店の人気商品となっている。

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腐草為蛍(くされたるくさ、ほたるとなる)

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6月11日から七十二侯は、腐草為蛍(くされたるくさ、ほたるとなる)で芒種の次侯。

草が枯れ、腐って蛍になるという意味。

出典は中国古典の菜根譚や江戸時代の歳時記である改正月令博物筌(かいせいげつれいはくぶつせん)。

梅雨を迎える頃、宇奈月公園では湿った水辺の草叢からゲンジボタルが飛び交うのが鑑賞できるのも間近。

宇奈月の山道では、小雨に濡れた清楚な白花の蛍袋が下向きに開花する。

虫の雨宿りには格好の場所。

宇奈月周辺では白花が多く見られるが、山を越えた信州では淡紅紫色になる。

蛍袋はキキョウ化の多年草で英語ではベルフラワー、鐘の花。

形から納得できる。

花の中に蛍を閉じ込めるとその灯りが外へ透けて見える。

まさに火垂(ほたる)である。

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螳螂生(かまきり、しょうず)

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6月5日から二十四節気は芒種。

芒は、稲や麦などのイネ科の小穂を構成する頴(えい)の先端にある針状の突起のこと。

芒種とは、芒を持つ植物の種を蒔く時期と言う意味。

七十二侯は「螳螂生(かまきり、しょうず)」で芒種の初侯。

秋に草の茎や小枝に生み付けられた螳螂の卵囊が、孵化して幼虫になる頃という意味。

この頃からいよいよ梅雨入り。

宇奈月の山道には蝦夷紫陽花が色付き始める。

装飾花は未だ色が薄いが、これから一雨毎に色が濃くなる。

いよいよ小雨に濡れ美しく輝く頃となる。

山の小径では、紫陽花の他に鳥足升麻、山路虎の尾、蛍袋、矢車草、等の白い花も咲き花の回廊となる。

五月雨を受けての野山の散策は、風情がある。

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麦秋至(むぎのとき、いたる)

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5月31日から七十二侯は「麦秋至(むぎのとき、いたる)」で二十四節気小満の末侯。

黄金色に色づいた麦の穂が実る頃という意味。

黒部川扇状地の田圃では満面の水が湛えられ、苗が整然と植えられている。

黒部インターから宇奈月温泉に向かう県道沿いの田畑には、麦が収穫の頃を迎え、刈り取りが始まろうとしている。

麦の実りの季節を「麦の秋、麦秋」。

麦秋は梅雨入り前の一瞬の輝きである。

この地で栽培される麦は、二条麦で上品な酵母の香り高い宇奈月ビールの原料となる。

湯量豊富な宇奈月温泉。

風呂上がりには格別である。

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